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ミステリーファン必見!『硝子の塔の殺人』手に汗握る展開の連続で、読み始めたら止まらない 知念実希人さん著|あらすじ・レビュー

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『硝子の塔の殺人』は、知念実希人さんによるミステリー小説
密室殺人や巧妙なトリックが散りばめられたサスペンスに満ちた作品
一般の書店員が選ぶ「2022年本屋大賞」第8位

あらすじ

物語の舞台は、「硝子の塔」という一風変わった建物。この塔に集まったのは、名探偵と称される美女をはじめ、怪しげな過去を持つ一癖も二癖もある招待客たち。

塔の中で事件が発生し、次々と不可解なことが起きていきます。

彼らは外界と隔離されており、閉ざされた空間で犯人を突き止めなければならない状況に陥ります。どんどん真実に迫る中で、登場人物たちの隠された背景や、それぞれの目的が明らかになり、意外な展開を迎えていきます。

登場人物

一条遊馬:主人公 神津島太郎の専属医師

碧月夜:名探偵 警察の依頼で数々の難事件を解決している

神津島太郎:物語の舞台「硝子の塔」の所有者で、大富豪かつミステリー愛好家

ほか、刑事・霊能力者・小説家・編集者・執事・メイド・料理人の計10人

レビュー・感想

『硝子の塔の殺人』を読んだ感想としては、まさに手に汗握る展開の連続で、読み始めたら止まらない、そんな一冊でした!

まず舞台設定がユニークで、山奥にそびえる硝子の塔という閉鎖的な空間が、どことなく不気味で謎めいた雰囲気を醸し出しているんです。登場人物それぞれの個性が強く、怪しさ満点で「もしかしてこの人が犯人?」と予想しながら読む楽しさもありました。

また、知念実希人さんならではの緻密なトリックと伏線が散りばめられていて、何度も「えっ、こういうことだったのか!」と驚かされました。最後まで真相が見えないまま進むので、予想外の結末にたどり着いたときは本当にスカッとするような感じがありました。

個人的には、登場人物の心理描写がしっかりしていて、読み手の感情も揺さぶられるように感じました。ミステリー好きやサスペンス好きにはたまらない作品だと思います!

※物語冒頭の、「天医会総合病院の天久鷹央さんも招待したかった、、、」というくだりも知念実希人ファンにとっては、うれしいくだりでした!

(2021年7月30日初版発行)

硝子の塔の殺人

(★4.3)
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